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この記事では、夏の終わり-秋が始まるまでに行いたい、植物のお手入れををご紹介します。
夏を越えた植物たちに「お疲れさま」を
暑さ厳しい夏を乗り切った植物たち。
葉が焼けてしまったり、成長が止まったように見えたり、元気がなくなってしまう姿もよく見られます。
これは決して失敗ではなく、自然なこと。
人間も夏バテするように、植物も高温や強い日差しの中で疲れを感じているのです。
だからこそ「夏の終わり」は植物にとってのリセットタイム。
次の季節に向けて、正しくケアしてあげることが大切です。

ポイント1「枯れ葉・傷んだ枝の整理」
まずは、夏にダメージを受けた葉や枝をチェック。
茶色く焼けてしまった葉や、枯れ込んだ枝は思い切って取り除きましょう。
これにより風通しが良くなり、病気や害虫のリスクを減らすことができます。
剪定バサミを使う際は、切り口をきれいに整えることも忘れずに。

ポイント2「鉢と土をリフレッシュ」
長い夏の間、鉢の中の土は水やりや肥料で疲れが溜まっています。
根詰まりしている植物は、ひとまわり大きな鉢に植え替えてあげると元気を取り戻しやすいです。
土を新しくするだけでも、水はけと栄養状態が改善され、秋からの成長がスムーズになります。

ポイント3「肥料は秋仕様」
夏の暑さで消耗した植物には、秋の肥料で栄養補給を。
ここで大切なのは「即効性よりも持続性」
化成肥料よりも有機肥料を選ぶことで、じっくりと効いて根を丈夫に育ててくれます。
果樹やハーブ類は、この時期の栄養補給が来年の実りや香りに直結します。

ポイント4「水やりは控えめに、でもしっかりと」
夏のように毎日必要ではなくなりますが、まだ気温が高い日もあるため油断は禁物。
土の表面が乾いたのを確認してから、鉢底から水が流れ出るまでしっかり与えましょう。
朝や夕方の涼しい時間帯がベストです。
夜遅い時間の水やりは、湿気で病気を招きやすいので避けてください。

ポイント5「秋に向けた準備」
秋は植物がもう一度元気を取り戻し、新しい芽を伸ばす大事な季節。
そのために夏の終わりの手入れが不可欠です。
例えば柑橘類の苗木なら、秋の成長期に向けて剪定と肥料を調整することで実付きがよくなります。
観葉植物なら、日差しが柔らかくなるこの季節に、室内の配置を変えてあげるのも効果的です。

夏の終わりのお手入れが、来年の元気につながる
植物との暮らしは、毎日の観察とちょっとした工夫の積み重ね。
夏のダメージをリセットし、秋の成長へとバトンを渡すこの時期のお手入れは、まさに“植物へのご褒美”です。
手をかけた分だけ、秋に葉が艶やかに輝き、春には花や実をたくさん見せてくれることでしょう。
自然とともに生きる喜びを感じながら、夏の終わりのひと手間を楽しんでみませんか?
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